ソレアの語源はスペイン語で孤独や寂しさをあらわす「soledad(ソレダー)」に由来するとの説が有力です。
その名の通り重く深みのある曲で、歌・踊りともにフラメンコの主要曲の一つです。
ソレアの構成は、まずフラメンコ特有の哀愁を帯びた、ゆったりとした荘厳な歌に合わせて踊る部分(レトラ)から始まり、複雑なサパテアード(足のステップ)を組み合わせたエスコビージャ(足技が中心となる部分)でテンポを上げていき、最後はブレリアで締めくくるというのが一般的です。
ソレアのリズムは12拍で1コンパス(リズムの一まとまり)となり、アクセントは3・6・8・10・12もしくは3・7・8・10・12拍目にあります。
フラメンコの曲には、この12拍を基本とするものがいくつかあり、ソレアのコンパスの刻み方は他にも応用できます。