フラメンコで有名な人

フラメンコで有名な人

パコ・デ・ルシア(ギター)

1947年、アルヘシーラス生まれ。

パコ・デ・ルシアは、フラメンコ・ギタリストの第一人者です。
パコ・デ・ルシアの偉大な功績の一つは、ジャズやサルサ、ボサノバなど他のジャンルの要素を取り込んで、フラメンコの伴奏方法や和音進行に革新をもたらしたことにあります。
現在活躍する若手ギタリストで、パコ・デ・ルシアの影響を受けていない者はいないと言っても過言ではないでしょう。

パコ・デ・ルシアは、名カンタオールの故カマロン・デ・ラ・イスラと組んで数多くの名演奏を残し、またジャズ・ミュージシャンでフルート奏者のホルヘ・パルドやエレクトリックベース奏者のカルラス・ベナベンらとセステット(六重奏団)を結成し、来日公演も行っています。
また、カルロス・サウラ監督、アントニオ・ガデス主演の映画「カルメン」では音楽を担当し、自らも出演しました。

パコ・デ・ルシアのこれまでの偉業を超えられるのは、これからも進化し続けるであろうこのアルティスタ(アーティスト)本人しかいないかもしれません。

パコ・デ・ルシアのアルバムは多数リリースされていますが、ジャズ・ギタリストとの共演から得たエッセンスと伝統的なフラメンコが見事に融合し、フラメンコ・ギターの新たな境地を拓いた「シロコ」などは必聴です。

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カマロン・デ・ラ・イスラ(カンテ)

1950年カディス県サン・フェルナンド生まれ、1992年肺ガンのため死去。

カマロン・デ・ラ・イスラの名前や歌声は、フラメンコに興味を持った人であればどこかで聞いたことがあると思います。
カマロン・デ・ラ・イスラは残念ながら若くしてこの世を去りましたが、今や伝説となったカンテ・フラメンコ界の至宝です。

カマロン・デ・ラ・イスラの全身からほとばしる苦しい叫びとも感じられるその歌声は、ときに激しく、ときに切なく、ときに妖しく、聴く者の魂を揺さぶります。

カマロン・デ・ラ・イスラは、1960年代後半から70年代にかけて、名ギタリストのパコ・デ・ルシアと10枚ものアルバムを収録しました。

1989年のアルバム「ソイ・ヒターノ」は、フラメンコ史上最高の売り上げを記録しました。
また2000年には、没後8年、生誕50年を記念して、未発表の曲や様々な時期のカンテを集めたアルバム「アントロヒア・イネディタ」がリリースされました。

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アントニオ・ガデス(バイレ)

1936年アリカンテ県エルダ生まれ、2004年胃ガンのため死去。

アントニオ・ガデスは、舞踊家・振付家としてあまりにも有名です。

アントニオ・ガデスの大きな功績の一つは、フラメンコを舞台芸術にまで高めたことでしょう。
スペイン国立バレエ団結成時の芸術監督に就任し、退任後は自身の名を冠したアントニオ・ガデス舞踊団を率いて世界中で公演しました。
アントニオ・ガデス本人も舞踊団も度々来日していますので、その緻密で完璧な舞台をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

アントニオ・ガデスの意志を受け継ぎ、長年ガデス舞踊団でアントニオ・ガデスの相手役を踊ってきたステラ・アラウソを中心に結成された新生アントニオ・ガデス舞踊団が、今年2・3月に来日公演を果たしました。

アントニオ・ガデスは、カルロス・サウラ監督と組み、フラメンコ3部作といわれる映画「血の婚礼」「カルメン」「恋は魔術師」を撮影しました。
このときの相手役であるクリスティーナ・オヨスもまた著名なバイラオーラです。

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