スペイン旅行

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ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ

ヘレスへはセビージャから電車またはバスで南へ1時間。

また、空港もありますのでスペイン各地から飛行機で入ることもできます。


ヘレスはシェリー酒と良馬の産地として知られています。

「シェリー」は「ヘレス」が英語読みに訛ったものです。
ヘレスのバルで「ビノ(ワイン)」と注文すると、必ずシェリー酒が出てくるほど地元の生活に溶け込んでいます。

日本ではシェリー酒というとちょっとオシャレなイメージがありますが、ヘレスでは「おっさんの酒」といった雰囲気です。


ヘレスにはティオ・ペペの名で世界的に有名なゴンサレス・アンド・ビアスやサンデマン、ジョン・ハーベイなどのボデガ(醸造所)があり、工場見学の後にはシェリー酒を何種類か試飲させてくれます。

ヘレスはセビージャと並ぶフラメンコの中心地でもあり、最近ではフラメンコ留学先としてヘレスに滞在する人も増えてきました。

ヘレスのフラメンコではカンテが重要視され、タブラオよりはペーニャ(フラメンコ愛好家の集い)が発達しています。

レッスンも、セビージャと比べるとのんびりした雰囲気ですが、日々の生活も大切にしつつじっくり腰を落ち着けてフラメンコを学びたい人には向いていると思います。


ヘレスでは毎年2月末から3月上旬にかけてフラメンコの祭典「ヘレス・フェスティバル」が開催されます。

この期間中は著名なアルティスタ(アーティスト)のクルシージョ(短期講習会)が開講され、その受講者は劇場での公演も無料で観られます。

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セビージャ スペイン旅行(アンダルシア)

セビージャはアンダルシアの中心都市で、マドリードからAVE(スペイン版新幹線)で南へおよそ2時間半のところに位置します。
また空港もあるので、マドリード・バラハス空港で国内線に乗り継いで行くこともできます。
AVEに乗車するマドリードのアトーチャ駅周辺は治安があまりよくないので、セビージャが目的の人はこの空路を利用するケースも多いようです。

セビージャの見所としては、高さ97.5mを誇るセビージャの象徴「ヒラルダの塔」や、かのコロンブスも眠るスペイン最大の「カテドラル」、ムデハル様式の建物が美しい「アルカサル」、白壁の家並みが美しい、細い路地が迷路のように入り組んだ「サンタ・クルス街」などがあります。

セビージャでは、スペイン三大祭りのひとつ「フェリア(春祭り)」が毎年4月に1週間ほど開催されます。
この期間中は、スペイン全土はもとより、世界中から観光客が集まるので、宿泊先も事前に確保したほうが安心です。

セビージャ市内の、普段はただの空地に過ぎないフェリア専用広場に、カセータと呼ばれる小屋がひしめくように建ち並び、その中ではギターやパリージョとともにセビジャーナスが歌われ踊られます。
女性はフラメンコ衣装で着飾り、コルドベスをかぶった乗馬服の男性は、馬の背に女性を乗せて颯爽と道を行き交います。

セビージャでフラメンコ衣装を買うのであれば、シエルペス通りやクナ通りを歩いてみましょう。

セビージャはフラメンコのメッカでもあり、教室やタブラオもたくさんあるので、フラメンコ留学先としてセビージャを選ぶ人も多いです。
著名なアーティストがクラスを開講していたり、また「クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学院」や「タジェール・フラメンコ」などの総合アカデミアもあります。

セビージャのタブラオは「ロス・ガジョス」(老舗で、現在活躍するアーティストでここの舞台を踏んだ人も多い)「エル・パティオ・セビジャーノ」(定員300名の大きなタブラオ)などが有名です。

また、夏にはセビージャ市内および近郊で屋外のフラメンコ・コンサートもよく開催されるので、市内のツーリスト・インフォメーションや旅行会社をチェックしてみるとよいでしょう。
このコンサートは夜に開催されることが多いのですが、真夏で日中は40度を超える暑さであっても夜は冷え込みますので要注意です。
上着は必携、セーターを着込みたいくらい寒いこともあります。

セビージャではこのほか、フラメンコの祭典として2年に1回、9月から10月にかけて「ビエナル・デ・フラメンコ」が開催されます。
セビージャ市内のいたるところで一流アーティストの公演が連日開催されるため、世界中からフラメンコ・ファンや練習生が集まります。


【クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学院】
Fabiola 1
TEL 95-4217058

【タジェール・フラメンコ】
Peral 49
TEL 95-4564234

【ロス・ガジョス】
Plaza de Santa Cruz 11
TEL 95-4216981

【エル・パティオ・セビジャーノ】
Paseo de Cristobal Colon 11
TEL 95-4214120

フラメンコとスペインと私01:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | スペイン旅行

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マドリード

マドリードに空路で入る場合はバラハス空港が玄関口となります。

現在、日本からマドリードへの直行便はないため、一般的にはヨーロッパ内の各都市で乗り継ぐ必要があります。

日本航空でも、アムステルダムを経由するコードシェア便なので、一度飛行機を乗り換えなければなりません。

英国航空、KLMオランダ航空、エールフランス航空、ルフトハンザ・ドイツ航空などは乗り継ぎも便利で同日着ができますし、エールフランス航空のスターウィング便を利用すれば、成田を夜9時55分に出発してパリを経由し、マドリードには翌朝9時頃到着します。


マドリードはフラメンコの本場ではありませんが(フラメンコの本場はアンダルシア地方です)、首都だけあって才能溢れたアルティスタ(アーティスト)が集まり、質の高いショーが観られます。

マドリードの有名なタブラオとしては「コラール・デ・ラ・モレリア」「カフェ・デ・チニータス」「ラス・カルボネーラス」などがあります。

ショーが始まる時間は、早くても夜9時、たいてい10時半すぎなので、お昼寝をしっかりとることとタクシーで移動することをおすすめします。


マドリードでフラメンコを学ぶ場として有名なのが「アモール・デ・ディオス」です。

このフラメンコ・スペイン舞踊センターでは、著名なアルティスタや一流の講師のクラスを受講することができ、世界中から練習生が集まっています。


【コラール・デ・ラ・モレリア】
Moreria 17
TEL 91-3651137
<メトロ>La Latina

【カフェ・デ・チニータス】
Torija 7
TEL 91-5471502
<メトロ>Santo Domingo

【ラス・カルボネーラス】
Plaza del Conde de Miranda 1
TEL 91-5428677
<メトロ>Sol

【アモール・デ・ディオス】
Santa Isabel 5-10
TEL 91-5301661
<メトロ>Anton Martin

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ベヘール・デ・ラ・フロンテーラってこんなところ

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラと聞いて、すぐに「ああ、あそこネ」とくる方は、かなりのスペイン通、アンダルシア通ですね。

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラは、ガイドブックにもあまり載っていない、カディス近郊の高台に築かれた小さな白い村です。
「プエブロ・ブランコ(白い村)」として国家遺産にも指定されています。

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラへ行くには、セビージャまたはカディスからバスに乗ります。
カディスからのほうが近いですし(だいたい1時間半くらい)、便も多いです。

カディスからのバスが到着する街の外周道路沿いに「La Posada(ラ・ポサーダ)」というオスタルがあります。
部屋はバス・トイレ付きでとってもキレイで快適でした。
1階はバルになっているので朝食をとるにも便利ですし、インフォメーションや旧市街にも近いのでおすすめです。

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラのバルでひと休みしていると、おじいさんが「ラ・ハンダの生徒かい?」と聞いてきました。
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラには、「LA JANDA(ラ・ハンダ)」という語学学校があるので、会話練習の相手をかって出てくれたのかもしれません。

もしスペイン語を学ぶためにまたスペインへ行くのであれば、あたたかい村人たちとのどかな時間の中で過ごしながらじっくり学びたい。
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラはそう思えるような、あまりにもアンダルシアらしいところです。

フラメンコとスペインと私18:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | スペイン旅行

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ〜観光編〜

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラには、はっきり言って「これ!」といった見どころも夜遊びするようなスポットもありませんが、まさにイメージしたアンダルシアそのもの!!

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラでは、村じゅうみんなが知り合いなのかというほど誰彼ともなく目が合えば自然に「オラ!」と挨拶を交わし、こんな珍妙な外国人にもとても親切に接してくれます。

オスタルでチェックインしている間にも、子供がニコニコしながら「名前は?」「どこから来たの?」といろいろ話しかけてくれました。


ベヘール・デ・ラ・フロンテーラでは、目的地を目指してあくせく観光するよりも、気の向くままに路地を散歩したり、バルで絵はがきでも書いてみたり、公園でぼーっとしたりして過ごすのがおすすめです。

白壁に色鮮やかな花々が彩りを添え、細く曲がりくねった迷路のような小径をあてどなく歩いていると、アンダルシアのゆったり流れる時間の豊かさを感じると思います。


ベヘール・デ・ラ・フロンテーラの旧市街を取り囲む城壁の塔のようなところを見学したときには、地元のガールスカウトの女の子がいろいろ案内してくれました。

公園でぼけーっと休憩していたときには、最初は遠巻きに私たちの様子を見ていた子供たちも、だんだん近づいてきてはいろいろ質問してきて(小学生なのに「彼氏はいるの?」なんて聞いてくるところがやっぱり情熱の国スペインですね…)、最後にはみんなでドラえもんの歌など、スペインでも放映されている日本のアニメソングを歌ったりしたのも楽しい思い出です。

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラは治安も大変よいですし、小高い丘の上に位置するせいか真夏でも爽やかな風が吹いて快適に過ごせます。

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラに限ったことではありませんが、真夏のアンダルシアといえども朝晩は寒いくらいなので、必ず厚手の羽織るものは持って行ってくださいね(私は油断して薄手の七分袖パーカーしか持っておらず、すっかり風邪をひきました…)。

フラメンコとスペインと私17:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | スペイン旅行

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